21.09.15
平成24年10月に障害者虐待防止法が施行され、はや9年が経過しようとしています。
本来の目的である利用児を守る使命を再認識し、子どもたちへの支援向上を目指して、感染症対策を行いつつ勉強会を行いました。
まずはKJ法を使用し、大きな模造紙に5つの虐待(身体的・心理的・ネグレクト・性的・経済的)に分けて、日常の支援の中での職員行動を書き出し、私たちの日々の支援の振り返りを行うとともに共有を図りました。
付箋紙に文字として貼られていくこともあり、「その関わり方、私も同じように対応していたことがある」といった共感や、職員・棟毎の価値観、そして課題が見えてきました。
職員より出された課題をさらに絞り込んで優先順位化をするために、
「三重丸検討」という方式を使って振り分けていきます。
中心の輪は優先度が低く、それよりも大きな輪は優先度がやや高く、一番外側の輪が優先度が高い
というように分けて、今優先的に変化が必要な課題を抽出していきます。
その中で更に啓発していきたい課題ベスト3を決定し、各チームその解決に向けての対応策を考えてもらい、発表してもらいました。
みんな真剣に、課題が抽出された理由とそれぞれの対応策を説明していきます。
この課題から生まれた対応策を使用した、本園に則したアンケートを作成し活用することで、その年度毎に合わせた具体的で実践的な取り組みと、状況の把握が期待できます。
少ない研修時間の中ではありましたが、とても有意義な意見交換と価値観の共有が行われ、子どもたちに対する支援の向上に繋がる学びの多い機会となりました🍀